「哲学ってなんだが難しいイメージがある…」
「わかりやすい哲学の入門書ってないかな…」
「面白く哲学が学べる本が知りたい…」
と思っているかた。
この記事では、これから学ぶ人のための哲学入門書を6冊厳選しました。参考にしてもらえると嬉しいです。
- ぶっくま(@Book_Meyer)
- Twitterフォロワー7.2万人
- 読書術の図解、おすすめ本をTwitter、ブログで発信
- 『「知る」を最大化する本の使い方』著者 ※発売前増刷、発売1週間で重版決定!
- 献本実績多数
- 年間300冊読書家
- 40代/家族ドライブ、納豆好き
- ※Twitterで計200万人以上に拡散された読書術の図解有。ブログでも紹介しています。
発売前増刷、発売1週間で重版決定!拙著『「知る」を最大化する本の使い方』が好評です。読書に悩みを抱えた人や、効率的に/深く読書したい人に図解でわかりやすく徹底解説してます。
書店で手に取ったら、まず巻頭のビジュアルフローチャートを見てください。驚くと思います。
合う本に会える図解「哲学が学べる本」
これから紹介する6冊についての「知識重視/実生活への応用重視」「つながりや流れ重視/個別テーマ重視」かの特性を2軸で表した図解です。
実生活に役立てたい人は右側、知識を広げたい深めたい人は左側の本から選んでみてください。
次に6冊の本の特徴を表にしました。自分に合う本を見つけてみてください。
哲学が学べる本の紹介
マンガで実用 使える哲学 監修:平原 卓
難しいイメージのある哲学をマンガでわかりやすく解説
本書の特徴はマンガでわかりやすいだけでなく、「実生活にどう活かせるか」を解説している点です。
- プラトン
- デカルト
- カント&ヘーゲル
- キルケゴール
- ニーチェ
- バタイユ
- アレント
- 上記の他に33人の哲学者を網羅的に解説
哲学者がチャットでアドバイスするページや、現代社会の疑問からのアプローチは、とっつきやすさの工夫が感じられます。
もっと学びたいと思えるキッカケになる本になるでしょう。
哲学者を広く知るにはちょうど良い入門書でした
史上最強の哲学入門 著:飲茶
面白さとわかりやすさが共存した稀有な哲学入門書
哲学書で挫折経験がある人に全力でオススメしたい。
- 絶対的な真理なんてあるのか?「真理の真理」
- 私たちはどうして働かなきゃいけないのか?「国家の真理」
- 神の正体にせまった「神の真理」
- 存在するとはどういうことか?「存在の真理」
真理の真理、国家の真理、神の真理、存在の真理をテーマに、どの哲学が史上最強の真理かを解説。
本書の最大の特徴は、バキ感(まんがのグラップラー刃牙)のある解説。まえがきを見るとわかります。ノリがバキなんです。
「ふざけてるの?」と思ったかたもいるかもしれませんが、決してふざけてはいません。むしろ本気で哲学を語ってます。読めばわかります…!
史上最強に面白い哲学の入門書でした!
※本書はAudibleで聴き放題です
現在、30日間無料3か月99円キャンペーンやってます→【公式リンク】あなたがキャンペーン対象か確認する
史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち 著:飲茶
史上最強の哲学入門の東洋哲学バージョン
名言を解説するような定番の入門書ではなく、東洋哲学の本質を本気で解説しています。
- 究極の真理の哲学は、”体験”を通してでしか真には理解できない。
- 説明が難しい東洋哲学の本質を本気で解説
- インド→中国→日本の流れがわかる
本書のキモである「悟りの境地」って何なのか、本当は体験しないとわからないことです。でもそれを説明しようとする試み自体がものすごく挑戦的。
そしてこれまでにない読後感を生み出してくれます。
所々で飛び出すツッコミに思わずクスっと笑ってしまう面白さもあり、唯一無二の本に仕上がってました。
西洋編も面白いが、東洋編も負けてませんでした
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哲学と宗教全史 著:出口 治明
宗教・哲学の歴史を体系的に解説している。450ページ超えの鈍器本だけあって、突出した網羅性が特徴。
どれだけ盛りだくさんかは、下記の目次を見れば明らかです。
はじめに
第1章:宗教が誕生するまで
第2章:世界最古の宗教ゾロアスター教がその後の宗教に残したこと
第3章:哲学の誕生、それは”知の爆発”から始まった
第4章:ソクラテス、プラトン、アリストテレス
第5章:孔子、墨子、ブッダ、マハーヴィーラ
第6章(1):ヘレニズム時代にギリシャの哲学や宗教はどのような変化を遂げたか
第6章(2):ヘレニズム時代に中国では諸子百家の全盛期が訪れた
第6章(3):ヘレニズム時代に旧約聖書が完成して、ユダヤ教が始まった
第6章(4):ギリシャ王が仏教徒になった?ヘレニズム時代を象徴する『ミリンダ王の問い』
第7章:キリスト教と大乗仏教の誕生とその展開
第8章(1):イスラーム教とは?その誕生・発展・挫折の歴史
第8章(2):イスラーム教にはギリシャ哲学を継承し発展させた歴史がある
第8章(3):イスラーム神学とトマス・アクィナスのキリスト教神学との関係
第8章(4):仏教と儒教の変貌
第9章:ルネサンスと宗教改革を経て哲学は近代の合理性の世界へ
第10章:近代から現代へ。世界史の大きな転換期に登場した哲学者たち
第11章:19世紀の終わり、哲学の新潮流をヘーゲルの「3人の子ども」が形成した
第12章:20世紀の思想界に波紋の石を投げ込んだ5人
哲学と宗教全史 出口治明(著)目次より引用
“全史”とタイトルにもある通り、哲学者と歴史的背景を知るのに最適。
特に3000年の哲学者と宗教家の人物相関図はいまなにを学んでいるかを把握するのに良し!
フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者 著:シャルル・ペパン
コンパクトに読みたい人向け。わずか200ページ弱の本に哲学が凝縮されている。
厳選された10人から流れがわかるので、入門書としてとても優秀。
もし本書が難しいと感じる人は「哲学者からのアドバイス」だけ読み、興味がわいたらその章を確認するのも1つの読み方です。
すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典 著:小川仁志
よく聞くけど意味がわからない用語から、ガチな哲学用語まで。
100を超える数の哲学用語を超わかりやすく解説。
哲学というと難しい言葉を使っているイメージがありますが、学生でもわかる言葉で使っているのがありがたい。順に読むのも良し、辞書としても使うのも良し。
今回は哲学が学べる本を紹介をしましたが、読み方により学ぶ効率は変わってきます。
図解でわかりやすく発信しています。下記リンクより見ていってください。
ジャンル別におすすめ本をまとめたページもありますので、よかったら参考にしてください。
【ジャンル別】絶対に読んでおきたい 学べる おすすめ本まとめ