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頑張り過ぎず、成果が出る楽な道を選ぼう。書籍「エフォートレス思考」

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突然ですが、努力をすれば成果が上がると思っていませんか?

実は一概にはそうとは言えないんです。

あ、こんにちは。Twitterで読書術や図解を発信しているぶっくまです。
今回は、「エフォートレス思考」 グレッグ・マキューン著 かんき出版 について紹介します。

本書の想定読者
  • 作業に無駄を感じている人
  • 時間が足りないと感じている人
  • 努力が成果に結びついていないと感じる人

本書をざっくり解説

本の概説
この本をひとことで言うと

頑張り過ぎず、成果が出る楽な道を選ぼう

努力で成果は上がるとは限りませんし、

「努力すれば報われる」と考えている人は多いかもしれませんが一概には言えません。

なぜなら努力の中に無駄が潜んでいるからです。

結論、重要事項をどのようにやるかで成果は変わってくるんです。

本書は、「精神」「行動」「仕組化」の3つステップから、いかにサボっても成果が出せるか、著者の考えに触れることができます。

本ブログでは本書を引用しつつ、この3つのステップから私の考えたことを書いていきます。最後までお読みいただけると幸いです。

エフォートレス思考の3つのステップ


先ほどお伝えした通り、エフォートレス思考の3つのステップをそれぞれざっくり説明すると
1.精神・・・「真面目に努力する考え方」から「サボる考え方」に変え方
2.行動・・・最小の行動での成果の出し方
3.仕組化・・・成果が再現するための方法

となります。ではそれぞれを解説します。

エフォートレスな精神


あなたは「大事なことをやるのは頑張ってやりぬかなくてはいけない。」そう思っていないでしょうか。

エフォートレスな精神とは、大事なことであっても楽に生きていきましょう。そう言っているのです。

ここで質問があります。下記のうち、あなたはどちらの道に進みたいですか?

大事なことをやり遂げるためには、2つの道がある
①人の限界を超えて働き、力ずくで不可能を可能にする
②もっといいやり方を探し、余裕で成果を出す
エフォートレス思考 かんき出版 52ページ

本書では②を目指していきましょう。と言っています。

日本人は特に①の考えの人が多いですよね。

「頑張って成果を上げるために残業を惜しまない」
「重要なことなので自分の身を捧げて働く」

これでは重要事項ではあっても燃え尽きてしまいます。

そうではなく、まずは考え方を変えていく必要があるのです。

努力も大事ですが、それと同じくらい楽をすることも大切です。

その為には下記の行動が大事だと言っています。

  • 重要で楽しいことをする
  • 大事な行動と報酬を結びつける為、自分にご褒美をあげる

考え方を変えるだけでもだいぶ気持ちが楽になりますよ。

エフォートレスな行動


エフォートレスな行動とは、大事なことを見定め、正しい行動をとることです。

最初の一歩を決める

重要なプロジェクトを始めるとき、その先に待ち構えるさまざまな困難を予想して、ひるんでしまう人は多い。それを避けるには、明確な「最初の一歩」を決めることだ。たとえ最終的なゴールは遠くても、最初の最初の小さなゴールが見えれば、先に進むことは容易になる。ただ足もとを見て、一歩踏みだしてみればいい。
エフォートレス思考 かんき出版 146ページ

私の経験でも心当たりがあります。

ちょっとだけでもやってみると意外とできそうな気がしてくるんです。

新しいことを始めるときにオススメの一歩があります。

それは、「ググってみる」

これなら最小の労力で始められますよ。

数分程度の作業なら行動のハードルはグンと下がります。

完了までのステップは最小限に

あまりにも仕事が煩雑すぎて圧倒されてしまうときは、次のシンプルな質問をしよう
完了するために最低限必要なステップは何か?
エフォートレス思考 かんき出版 159ページ

本書ではソフトウェア開発を事例にあげています。

その通りです。私のシステム開発経験でも同じようなことがありました。

システムを利用するユーザーにとってはシンプルな設計が一番使い勝手がいいんですよね。

いろんな機能があるのは良いのですが、手順が多く複雑であればあるほど不満がたまります。

目的を達成するためには最小限の情報でいいのです。

コストをかけて、あれもこれもと親切心で付け加えると返ってごちゃごちゃしていてパッと見た時に使う気がなくなちゃた。そんな経験から私は共感します。

本来必要なことのみを最小限の労力で行動していきたいですね。

行動の上限を決める

「X以上、Y以下」というシンプルなルールを設定し、必ずその範囲に収めよう。適切な範囲を見つければ、安定したペースで前進することができる。下限は、モチベーションを維持できる程度には高く、予想外のトラブルが起こっても達成できる程度の低さにしよう。上限は、順調に進んでいると感じられるくらいには高く、しかし疲れてしまわない程度の低さにしよう。リズムに乗れば、作業は流れるように進みだし、エフォートレスな行動が実現できる。
エフォートレス思考 かんき出版 191ページ

下限や上限を決めるというのは新しいです。

確かにちょうど良い行動量は集中力という面からも有効です。

人が集中力を持続できる限界が90分という研究結果も出ています。

有名なポモドーロテクニックでも25分作業し5分の休憩を繰り返します。集中という視点でも適度な休憩は最小の労力で最大の成果を得られますね。

エフォートレスの仕組化


エフォートレスの仕組化とは、行動したことの成果が積み重なっていくことです。行動すればするほどストックされる。つまり行動したことが資産として積み重なることを選んでいきましょう。

実例としては

  • バイトの時給のように働いた分だけ成果がでること
  • ブログのように積み重ねた記事が収益を生むこと

両者を比較したとき、前者は働き続けないと成果は持続しません。

一方後者は、積み重ねた努力が資産となり収益につながります。(正しい方法で収益化する努力は必要ですが)

後者を目指していきたいですね。

知識をつける

今ある知識を土台にして、誰よりもうまく学べそうな分野はないだろうか?そういうものを見つければ、自分だけのユニークな知識を創造することが可能になる。独自の知識を持っている人は、信頼される。人もチャンスも集まってくる。「自分だけが知っている」という状態は、何よりも大きなレバレッジだ。独自の知識が評判になれば、何年にもわたってチャンスがやってくる。
エフォートレス思考 かんき出版 220ページ

私が読書を続けていく理由の1つです。

ネットは普及した今では知識は価値が下がっているといいます。それでも独自の知識がある人に人が集まってくるのは必要とされているからです。

Twitterでもフォロワーさんが多い方々は他の人にない知識、経験からの学びを発信していますよね。

影響力、発信力も成果を上げる重要なポイントです。

まとめ

  • 楽に成果を上げる考え方を身につける
  • 重要事項を見定め、最小限の労力で行動する
  • 資産になる行動をしていく

最後に、これは本に書いてない話です。

得意な人に任せる

人には得手不得手があります。

自分の不得意なことをやろうとすると時間がかかりますよね。

だったら得意な人に任せて、自分にしかできないことに集中しましょう。

分担できるのが人間の強みですよね。

あなたが読めば他の気づきがある本です。ぜひ手に取ってみてください。

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