人材採用と聞くと、「デキる人をどうやって採るか?」そんなことばかり考えていませんか?
しかし現実はいい人は大手企業に行ってしまったり、来てくれてもすぐに辞めてしまったり。そんな悩みを解決してくれる本があります。
あのドラえもんに出てくる「のび太くん」のようなデキない人を採る人材戦略です。
- ぶっくま(@Book_Meyer)
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- 『「知る」を最大化する本の使い方』著者 ※発売前増刷、発売1週間で重版決定!
- 献本実績多数
- 年間300冊読書家
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発売前増刷、発売1週間で重版決定!拙著『「知る」を最大化する本の使い方』が好評です。読書に悩みを抱えた人や、効率的に/深く読書したい人に図解でわかりやすく徹底解説してます。
書店で手に取ったら、まず巻頭のビジュアルフローチャートを見てください。驚くと思います。
『奇跡の成長を呼ぶのび太くん採用』めちゃくちゃ気になる本のタイトルですね。
どんな本か
人を採用するとなると、人気のある人材はコミュニケーション能力が高く、要領が良く、行動力があるといったような特徴だが、本書の採用戦略はその逆を行く。
デキない人を採るんです。可もなく不可もなく、これといった特徴がない、勉強があまりできず、仕事も遅い。というった特徴、いわゆるあの「のび太くん」のような人材を採る戦略です。
中小企業は大企業と違い、「いい人」は採れない。特にこの人材不足である状況では尚更。
だからこそ「のび太くん」のような人材を企業の成長を支えるようになるまで育てあげる必要がある。
そしてその先には思わぬ副産物と会社の成長が待っている。本書はどう採用するか?採用後にどう育てるか?を詳しく解説しています。
おすすめしたい人
中小零細企業経営者です。
特に、手に職をつける類、決められた通りにこなすような職種を採る際に効果を発揮します。逆に創造性やクリエイティブを求められる職種には向いてないと思われます。
のび太くんが力を発揮できる仕事なのかは見極める必要があるでしょう。
読んで感じたこと
あの…のび太くん?からの「なぜ?」そして本を読み進めていくうちに納得感に包まれました。
私の本業では、協力会社との面談をして「いかにいい人に来てもらうか」に注力していただけに、この逆転の発想に目から鱗が落ちました。
合う職種は選ぶし、最初は苦労するだろうと想像しますが、長期的な会社の成長に欠かせない人材になる未来が見えました。
書籍情報
タイトル:奇跡の成長を呼ぶのび太くん採用
著者:青木忠史
出版社:サンライズパブリッシング