突然ですが、あなたは自己啓発書ばかり読んで気持ちを高ぶらせているだけになっていませんか?そんな人はこの記事を読んで成長の可能性を広げてください。
誤解を招く恐れがあるので補足すると、自己啓発書が悪いわけではありません。
読んで自分の行動や思考を変えられるならむしろオススメしたいくらいです。
- 自己啓発書ばかり読んでいる人
- 読書で成長したいが何を読んでいいかわからない人
- 読んでいる本のジャンルが偏っている人
- いろんな分野の本から学ぶ重要性がわかる
- どんな分野の本を選べばいいかがわかる
- 具体的な選書の方法がわかる
私の10年の読書経験と10冊以上の読書術本を参考に書いている内容となります。読んで頂いた方にも役に立つはずです。
どんな内容を書いているかというと、
を記載しています。
また、「難しい本を読め」などの話は一切していません。
誰でも実践できる内容ですので、ぜひ読んでいってください。
いろんな分野の本から学ぶ理由

あなたは本屋や図書館に行ったとき、どの棚に向かいますか?大体の人は自分の興味のある棚にだけ向かいませんか?
「本屋に行っても自分の興味のある本ばかり手に取ってしまう」
悩みの解決や目的意識があり、選ぶのでしたらまったく問題ありません!
「本を読んでも9割知っていることばかり」
おめでとうございます。それだけ知っているということはその分野ではかなり詳しい方です。その道を極めるという選択肢もありです。そんな人はこの記事を読まずに自分の道を突き進んでください。
私も一時期この症状に陥っていました。
厳しいことを言うと、同じ分野だけを読んでいては視野や世界は広がりません。そんな時は異なる分野の本を手に取ってみてください。
人類においても様々なことから学び文明を進化させてきました。人類は鳥から学び、飛行機を開発してきました。そのほかには下記の記事のように人類は様々なことを学んでいます。
マジックテープから注射器まで 自然界にヒントを得た8つのアイデア
この記事から読み取れることは「実は一見関係ないジャンルの本でも本質は共通点があることが多い」ということ。
例えば
- 生物学からは何万年と進化をしてきた生物から生き抜くためのヒント
- 歴史からは「人間は繰り返す生き物」過去に起きたことは未来にも起きること
- 物理学からは世界の原理や仕組み
- 美術や芸術からは答えのないことに対して考える力
これらが学べます。更に1つ言うと、他分野から共通点を抽出し自分の専門分野へ応用する力も身につきます。
具体→抽象化への方法は下記書籍が参考になります。
「具体⇔抽象」トレーニング
メモの魔力
専門的なことを知る必要はありませんが素人レベルでも知るのと知らないのでは雲泥の差があります。
どんな本から学ぶか

ではどんな本から学べばいいか、ここで1つの指標を提示します。
選書のピラミッドです。これは学ぶための4つの分類を定義しています。

これは私の定義ですが以下4つが挙げられます。
専門スキルを磨くための本(専門書)
その職業の人が読むプロ向けの本。これはあなたが既に習得しており職業としている分野のため、人よりも詳しい可能性が高いです。尖った人材になるには当然この分野の知識もアップデートしていく必要があります。
仕事に役に立つ本(ビジネス書)
思考術、ライティングスキル、コミュニケーションスキル、問題解決能力、リーダーシップ等、すべてのビジネスパーソンに必要とされる汎用的なスキルを学べる本です。新入社員や若手ビジネスマンには特に身につけておきたいですね。
心を成長させる本(自己啓発書)
勇気を与えてくれたり、マインドを高めてくれたりする本です。自己啓発書と呼ばれる本です。この分野では下記の本をオススメしておきます。
7つの習慣
普遍的な知恵が学べる本(教養書)
哲学、歴史、経済、芸術等の本です。一見仕事とは関係のないこの分野の本は視野を広げてくれたり、アイデアの源泉となります。
大事なことを言うと、これらをバランス良く読むことです。専門書ばかり読んでも頭でっかちになりますし、教養書ばかりでは特徴のない人になります。
よく「T字型の人間が重宝される」と言います。T字型人間とは、ある1つまたは2つの分野の知識が豊富でそれ以外の分野もまんべんなく知っている人のことを言います。
そんなT字型人間になるには選書において最も重要なことです。
また、YouTube書評家のアバタロー氏は選書の方法は2つあると言っています。
・自分の目的を最優先する〝 投資家 的 選書〟
・自分の知的好奇心を最優先とする〝 直感的 選書〟
引用:アバタロー. 自己肯定感を上げる OUTPUT読書術 (Kindle の位置No.1315-1317). 株式会社クロスメディア・パブリッシング. Kindle 版.
選書ピラミッドで言うと、「投資家的選書」はピラミッドの上部、「直感的読書」はピラミッドの下部にあたる本のことを言いますね。両方の選書をして人生を豊かにしていきましょう。
異なる分野を選ぶための具体的な選書3つのステップ
ここからは主に教養書にあたる本の具体的な選書方法を3つのステップで解説します。
具体的な選書の3つのステップ
1.本屋や図書館に行く
リアル書店や図書館に行くことは重要です。Webでも購入できますが、「自分の興味ある本はオススメにたくさん載るけど今まで自分が触れてこなかった本は探すのが難しい」というデメリットがあります。リアルならいろんな本をぐるっと巡ることができるんです。いろんな本を巡るのはまだまだリアルにはかないません。
2.片っ端から棚を見て立ち読みする
ぐるーっとまわってみてください。気になった本は立ち読みしてください。「面白そう」が見つかるかもしれません。その中でも政治、経済、哲学、歴史、芸術などの「教養」と呼ばれる分野は個人的に学びが多くオススメです。
3.「面白そう」と思える入門書を1つみつける
面白そうな本を1つ見つけてください。気をつける点としては手に取った本がその分野の入門書であるかどうかだけは確認が必要です。予備知識なしにいきなり小難しい本を読もうとすると300%挫折します。
これらのステップを繰り返すことで、徐々に興味のある分野が広がっていきます。
1つ興味のある分野を見つけるとそれに関連した分野も知りたくなるのが人間。お金を儲けたくて株を始めた人が経済ニュースや経済学に興味を持ち始めるのと一緒です。
最後に

- いろんな分野の知識は視野やアイデアの源泉となる
- 選書のピラミッドを理解し自分は何が足りてないかを理解する
- 本屋に行き、興味のある分野の本から選ぶ
最後までお読みいただきありがとうございます。今後も読書のことや書評も発信していきます。
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