突然ですが、「あなたの手元に10万円があります。その価値を10倍にしてください。」と言われたら答えられますか?10万円を100万円に増やすのではありません。
「え?どうやって?」と思いませんでしたか?
考えてもみなかったお金に対する価値。内容を知ったら、あなたのお金に対する価値観が変わるかもしれません。
それは、「お金のある人から、お金のない人へ移動すること」
『夢と金が9割』に書いてあった具体例とともに紹介していきます。
著者プロフィール
登録者数100万人超のYouTube講演家 鴨頭嘉人さんです。1度だけ生の講演を聞いたことがあるのですが、ものすごい熱量のある喋りが伝わり、見ているだけでもエネルギーをもらえます。機会のあるかたはぜひ聞いてみてください!
法則「お金の価値は変わる」の具体例
例えば年収2000万円の人にとっての10万円と、年収200万円の人にとっての10万円は価値が違う。
年収2000万円の人の10万円は大した額ではなく、ただ銀行口座に眠っているだけかもしれない。
でも年収200万円の人にとってはそのお金で生活の足しにしたり、本を購入することができる大事なお金になる。税金などは無視するとして、単純計算では10倍価値が違う。
だったら、「お金のある人から、お金のない人へ移動」したほうが、全体を考えたときに良いのじゃないか。
書籍『夢と金が9割』では、お金に関する1つ目の法則「お金の価値は変わる」と表現しているわけです。
所感
「お金の価値が変わる」これは個人単位で経済圏ができており、それぞれの経済圏の中で価値が形成されていく面白い考え方だと思いました。
世の中にある投資の本や節約の本は、「読者がお金を節約する方法」や「お金を増やしていくか」を中心に書かれており、視点が”読者”でしかない。でもこの本は違う。
自分だけでなく、相手や第三者。複数の視点、そして世の中の視点でお金を考察しているから、他の本にはない「お金の法則」が学べるのだと思います。
私も一部当てはまっているが、自分の財布のことだけで精一杯じゃないですか?最初は自分の財布だけでも、それが満たされれば、違う財布の視点で見られるようになる。
他人の財布、会社の財布、国の財布、世界の財布のように俯瞰してみられる人が増えたら、世の中が豊かになっていく。そう思わされました。
『夢と金が9割』の概要紹介
このように、本書は投資の方法や節約の方法のような類の本ではなく、お金の法則から読者の価値観を変えてくれる本です。
- これからお金の勉強をする中高生~20代社会人
- せっせと貯金をしている人
- お金を払うのにためらいがある人
いままで無意識に常識だと思ってやっていたことが、実はお金の原則に反していたと気づかされるはずです。
最後に
YouTubeや講演をみたことがある人にはわかるはずですが、読み始めたら脳内に鴨頭さんが召喚されます。読み手に話しかけてくるような文体だからですね。
とっても読みやすく、しかも鴨頭さんに直接話しかけられている感覚になる本!それが『夢と金が9割』