「言葉につまってしまう…。」
「緊張して話す内容が飛んでしまう…。」
「プレゼン資料作成のセンスがない…。」
あなたは当てはまっていないでしょうか?
当てはまってます…
わたしも同じ道を辿ってきました。
安心してください。
なにを読んでいいかわからない人でも、この記事を読めばプレゼンについてどんなことを学べばいいかがわかり、読むべき本が明確になります。
そして、本の内容の実践を繰り返せばプレゼン力は身についていきます。
- ぶっくま(@Book_Meyer)
- Twitterフォロワー7.2万人
- 読書術の図解、おすすめ本をTwitter、ブログで発信
- 『「知る」を最大化する本の使い方』著者 ※発売前増刷、発売1週間で重版決定!
- 献本実績多数
- 年間300冊読書家
- 40代/家族ドライブ、納豆好き
- ※Twitterで計200万人以上に拡散された読書術の図解有。ブログでも紹介しています。
発売前増刷、発売1週間で重版決定!拙著『「知る」を最大化する本の使い方』が好評です。読書に悩みを抱えた人や、効率的に/深く読書したい人に図解でわかりやすく徹底解説してます。
書店で手に取ったら、まず巻頭のビジュアルフローチャートを見てください。驚くと思います。
「本の紹介だけでいいよ!」という人は目次から項番02に飛んでくださいね。
プレゼンを構成する3つの力
本を紹介する前に、まず「プレゼンにはどんな要素があるのか?」を理解するのが大事です。
一口にプレゼンといっても、話しの構成から振る舞いや口調、資料作成まで、いろんな要素があるからです。
足りない要素を埋めていくのが必要となります。
本記事で本を選ぶ際の参考としてください。
内容を構成する力
ひとことで言うと、「なんのために、どのように伝えるかを組み立てる力」です。
要は話の内容です。資料の見た目や立振る舞いももちろん大事ですが、内容があってこそです。
具体的にはどんな内容か?それは
- そのプレゼンで一番伝えたいことはなにか?
- 伝えるための話の流れ
- なぜその結論なのか?具体例は?
- 聞き手にはどう動いてほしいのか?
相手に伝えるためには、話を組み立て、論理的に伝える力が問われます。
内容を構成する力、それは「なんのために、どのように伝えるかを組み立てる力」
わかりやすい資料作成力
次に必要なのが、「わかりやすい資料作成力」です。
要は「見た目」の部分です。
わたしが下記を心がけています。
- 1枚1メッセージ
- 適度な余白
- 整列されている
- 色は色々つかわない
- 統一性のあるフォントや文字サイズ
- ムダな内容は書かない
※Twitterで発信する図解では1画像に複数盛り込んでいますが、4枚しか使えない事情があるため、枠で分割しています
聞き手に伝える力
最後に「間の取り方や声の抑揚、大きさ。聞き手に向けた伝える力」です。
要は「発表の能力」です。
具体的には
- 振る舞い
- 声の抑揚
- 声の大きさ
- ジェスチャー
聞き手には内容だけでなく、プレゼンター自身の発信から感じ取ります。
話し方で印象はガラッと変わるんです。
プレゼンが上達する本9選
お待たせしました。プレゼンが学べる本を紹介します。
ただし、プレゼンといっても様々な本が出版されています。
選ぶときは「自分にあった本かどうか?」を重要視してください。
上記のぶっくマップでは、3つの要素のどれをカバーしているかを視覚的にわかるようにしています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
説明の一流、二流、三流 著:桐生 稔
一流のビジネスマンはどんな説明をしているのか、状況やシチュエーション別にわかる
どんなことが書いてあるか、1つを紹介すると…
- 三流は、アバウトすぎてよくわからず
- 二流は、説明しすぎてくどくなり
- 一流は、相手の共通体験のレベルに合わせて説明する
このように一流、二流、三流それぞれひとことで表しています。解説では、一流の説明とはどんな内容かを具体例を用いており、わかりやすく説明するヒントになるはずです。
全部で45個の一流、二流、三流があり、目次でパッと確認できます。二流や三流にあてはまっている内容だけ読めば、効率良く学べる構成です。
自分は何流なのかを確認しながら読むと、足りない要素が見えてきます
ロジカル・プレゼンテーション 著:高田貴久
論理的に考え、「良い提案」を正しく伝えるための1冊
プレゼンというと、発表のスキルをイメージされると思うが、本書は発表以前の「内容」を重点的に解説しています。
目的設定から資料作成まで。体系的に学べるだけでなく、ちょっとしたストーリーもあるのでイメージしやすい。
提案に必要な内容とは?本書では4つあると言います。
- 論理思考力
- 仮説検証力
- 会議設計力
- 資料作成力
・論理思考力
伝えたい内容を筋道立てて構成していく技術です。
・仮説検証力
相手の疑問を打ち消していく技術です。
・会議設計力
議論をまとめていく技術です。
・資料作成力
説得力のある文章や図表を作成する技術です。
プレゼンには絶対に必要なのは「内容」いくら素晴らしいプレゼンでも、内容が伴っていなければ意味がありません。
現場での提案を想定した構成で、とても実践的です
※本書はAudibleで聴き放題です
現在、30日間無料3か月99円キャンペーンやってます→【公式リンク】あなたがキャンペーン対象か確認する
1分で話せ 著:伊藤 羊一
伝え方の本だけあって、圧倒的にわかりやすい1冊
突然ですが「人は、相手の話の80%は聞いていない」と言われたらどう思いますか?
思ったより聞かれていないなあ!と感じませんでしたか?それだけ私たちの話は伝わっていません。
そんな状況の中で、しっかり話、相手に理解し、動いてもらうには、本書で解説している「プレゼン力」が必要です。
ではプレゼン力を鍛えるには?”「伝える」ための基本事項”を簡単に紹介します。
- 「相手は誰か?」「何を?」「どうしてもらいたいのか?」を言語化する
- 「ゴールは何か?」を言語化する
- 結局、動かしてなんぼ
「伝える」のには、相手がいるということ。1人では完結しません。
相手に合わせて自分が動いていくのが大事ですね。
簡素でかつロジカルな伝え方がわかるのがこの「1分で話せ」
実例があるのでより理解しやすいですよ
一生使える見やすい資料のデザイン入門 著:森重湧太
デザインの基本が網羅的に学べる超おすすめ本
「自分にはデザインのセンスがない」と思っているかた。諦める必要はありません。
この本は、デザイン素人だった私でも上達した本です。本書では、まず始めに理解すべき「見やすい資料の10箇条」が紹介されています。
- 「1スライド1メッセージ」になっている
- フォントの特性を利用している
- 色を使うルールを決めている
- 色の特性を利用している
- 脱・箇条書き
- 装飾がシンプルで無駄な要素がない
- 情報が凝縮されている
- 情報のグループ化を行っている
- テキストや図が整列されている
- 情報と情報の間には余白をとっている
この10箇条を守るだけで驚くほど変わります。
私がTwitterで発信している図解も変わりました。
ここでわかることは、デザインはプロのものでもなく、センスが問われるものでもない。知識が大事なんです。
ビフォーアフターがあり、わかりやすく解説しています。基礎を学ぶにはココからはじめるのがオススメ。驚くほど見違えるはずです。
私がTwitterで図解を発信する初期に読んだ本でもあります
【完全版】社内プレゼンの資料作成術 著:前田 鎌利
社内プレゼンは「資料」で9割決まる
「え?」と思うかもしれませんが、社内向けと社外向けは相手が違います。TEDのようなプレゼンでは身振り手振りが大事ですが、社内プレゼンでは相手は決裁者。
重要なのは感情よりもロジック。わかりやすく説得力ある資料をつくることができれば、当日はそれを話すだけでいいからです。
ではどんな資料を作成すればいいか?ポイントは2つ。
- シンプルであること
- ロジカルであること
なにを伝えたいのか?シンプルに1枚1メッセージでロジカルに話を進められる資料がかかせません。
本書で資料の基本を学び、流れをマネすれば、成功する資料が作成できます。
独りよがりの資料から抜け出し、プレゼンを成功させよう
5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 著:ひきた よしあき
言葉にする力が身につくトレーニング法がわかる
「なにを話していいかわからない」「言葉が出てこない」なんて経験はないでしょうか。本書は言語化するためのトレーニング法がわかる本となっています。
25のメソッドを5日間で学べるように考えられています。どんな内容かというと…
- 【1日目】頭の中にあるものを知る
- 【2日目】考える習慣をつける
- 【3日目】論理的に発想する力をつける
- 【4日目】真に伝わる表現力を磨く
- 【5日目】言葉に説得力を持たせる
具体的なトレーニング法が伝える力を上げてくれます。例えば、「30秒で物の名前を10個言う」や「電車の外の風景をそのまま実況中継する」など、そのまま実践できる形式になっています。
実践するには時間がかかるものの、言葉を出すトレーニング法を順を追って提示してくれている親切設計です。
思いを言葉にする力が足りない人に最適な本ですね
伝え方が9割 著:佐々木 圭一
相手を振り向かせるには「伝え方」が大事でした
同じ内容でも伝え方で結果が変わってくる。もちろん内容が大事なことは大前提ですが、もしあなたが伝え方で損をしていたらもったいないですよね。
本書を読むと、いかに相手に興味を持ってもらい、振り向かせるかの技術を学べます。
例えば、相手に伝えるコトバをとってもどんなワードを選ぶかで伝わり方は変わってきます。本書では下記のような「強いコトバ」をつくる5つの技術が紹介されていました。
- サプライズ法 ・・・超かんたんだけどプロも使ってる技術
- ギャップ法 ・・・オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術
- 赤裸裸法 ・・・あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術
- リピート法 ・・・相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術
- クライマックス法 ・・・寝ている人も目を覚ます、強烈なメッセージ技術
本書ではコトバを生み出すプロセスも紹介されており、一流のコピーライターでなくてもできるよう考えられていました。
相手からの「イエス」をひき出すには”伝え方”が大事でした
TED 驚異のプレゼン 著:カーマイン・ガロ, 翻訳:土方 奈美
TEDスピーカー(プレゼンの達人)に共通する法則を学べる
社内よりも社外向け。多くの人の前でプレゼンするかたにはこの本がおすすめです。聴衆を魅了するためのポイントや方法を学べます。
また、巻末にTEDスピーカーのURLが載っているので、実際のプレゼンをみながら学習できるのが嬉しい。
この記事では本書が心を動かすプレゼンの3要素について紹介します。
- 感情に訴える
- 目新しさを出す
- 記憶に残す
・感情に訴える
TED人気スピーカーは論理ではなく、聴衆のハートに触れるようなプレゼンをすると言います。その秘訣は、情熱は人から人へと伝播すること。
スピーカー自信が感動し、それが聴衆へと伝わります。
・目新しさを出す
脳は目新しいことを無視できない性質があるという。「専門分野への独自のアプローチ」や「驚きの瞬間を演出する」など、目新しさは聴衆を夢中にさせるキーワードです。
・記憶に残す
目新しさがあっても人の記憶に残らなければ意味がありません。本書で語られている科学的根拠をもとにした構成「3点ルール」や感覚を刺激するプレゼンは人々の記憶に残すカギになります。
実践にはハードルがあるものの、聴衆の心を掴みたいなら身につけておきたいですね。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 著:カーマイン ガロ
ジョブズのプレゼンが人を惹きつける理由が判明しました
聞き手を魅了するプレゼンターになるための本質や、実践可能な具体的テクニックが学べます。
スティーブ・ジョブズのプレゼンが、なぜこんなにも聴衆を魅了したのか?本書はその秘密に迫っています。
そこには私たちが知らない、次の3つが込められていました。
- 徹底的な準備
- 練られた構成
- 情熱的なメッセージ
一番印象に残っているのはスティーブジョブズのようなプレゼンターでも、練習は欠かさず…というよりも人よりも練習量が圧倒的であること。
その道の達人が練習しているなら、私たちも練習しないと本番ではうまくいかないですよね。
実践難易度の低いものもあれば高いものもあります。まずは簡単なものからマネするのがおすすめです。
読むとジョブズのようにプレゼンしたい気持ちになりました
まとめ
- プレゼンは3つの要素で構成されている
- 3つの要素とは「内容を構成する力」と「わかりやすい資料作成力」「聞き手に伝える力」
- 足りない要素を理解し、ぶっくマップで自分に合った本を選ぶ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ジャンル別におすすめ本をまとめたページもありますので、よかったら参考にしてください。
【ジャンル別】絶対に読んでおきたい 学べる おすすめ本まとめ
また、今回は本の紹介をしましたが、読み方により学ぶ効率は変わってきます。
図解でわかりやすく発信しています。下記リンクより見ていってください。